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彼女はある夜、あの音で目を覚ます。
「またあの音だわ…」
凡人では聞こえない音を聞き取る、それが彼女の耳だった。
しかし、その音は正体も分からない、とても恐ろしい音。
彼女はその音を非常に恐がっていた。
「…?何かしら、あの音の近くに誰かがいるみたい」
彼女はしばらくして体を動かそうとするも、いつもの通り動くはずも無く、ため息をつく。
ふと、彼女はふと顔をあげて一つの言葉をつむぐ。
「ネコ…さん?」
彼女はある日出会ったモノの足音を見つけた。


なぜまたココに来てしまったのだろう。
彼女を助けに行くはずだったのに、
どうにも彼女の事が気になって、再び足を運んでしまった。
ココに来た時、彼女はまた何かに恐れていた。
いや、“あの音”に恐れていた。
「ネコさん、また来てくれたんですね」
彼女は微笑む。
その笑顔に心が温まる。
彼女の体はまだ強張っている。
おそらく“あの音”の所為なのだろう。





なら、何故ココに来てしまったのだ?


ふとそんな疑問が頭に浮かぶ。
今、彼女を救うためにこの身はある。
彼女を救うためには“あの音”をとめるほかないのだ。
なのに何故ココに居るのだ?
今すぐココを発たなくてはならない。
彼女のために、
あの忌まわしき音をとめるために。

「ネコさん、また行ってしまったのですね?また遊びに来てくださいね?」

彼女は静かに言葉をつむいだ。
この身と言えば、
ただひたすら彼女を『音』から救うために走り続けていた。
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